2021年7月28日 #0043 関わる人をカスタマイズ
2021年07月28日
こんにちは。岐阜市で保険代理店を営んでいる株式会社L’s(エルス)の河合淳司です。
皆様、如何お過ごしでしょうか。先日、ようやくコロナワクチンの予防接種の案内が届いたので早速、予約を済ませてきました。些細な事ではありますが備えられる事は万全にしておきたいものです。
イベントに便乗する我が家
7月も最終週に入りました。我が家では盆に親族間で集まる事が多いので日程調整をこの時期に行います。去年はコロナ禍の外出自粛で集まれなかったので2年ぶりになります。
普段、互いに離れているので直接会う機会はありません。
『盆』という口実(先祖を偲ぶ名目)で久々に互いの顔を合わせながら近況報告などたわいもない会話をします。夜には地元の盆踊りで旧来の知人に会えます。(今年も開催
されませんが)
ふと地域、親族間のコミュニティことが気になったので考えてみました。
最近では地域、親族間のイベント事は虚礼廃止の方向に向かっており縮小方向に向かっています。
考えられる理由として
・娯楽も比べ物にならないほど増えてイベント事の価値が下がった。
・従来のイベント実施者は高齢者が多く便利な現在からすると段取りが旧来のままで効率が悪い。方法を変える提案も聞かないので新参者が次第に嫌になる。
・イベントを実施する意味(理由)がない、もしくは弱い。
・個々のライフスタイルが多様化して他人と関わらなくても生活できる。
・ビジネスライクに捉えている人達からはプライベートな時間を生産性のない時間に充てるのが苦痛に感じる。
かつて私の実家の地域で葬儀が行われる際、近隣に住む住民が集まって互いの葬儀の手伝いを行っていました。式典が滞りなく進むように、少しでも沢山の人が関わって故人を見送ってあげよう、など『以前、我が家もお世話になったから今回はお返しをしよう』の仕組みが機能していました。近隣の住民は各家庭2人がお手伝いに参加するのでその間、仕事は休むのが当然のようになっていました。各家庭で仏事は一大事です。親族や地域の年長者に段取りの指示を仰ぎ少しづつ これを伝承してました。時代が進んで葬儀も家族葬が多くなり今では地域住民に手伝って頂く方法は取られなくなりました。
そもそもの仏事等のイベントが無くなれば集団行事の必要性はなくなるので地域住民・親族間の関係性も希薄になっていくのも当然の流れなのかもしれません。
今となっては親族、地域住民に助けてもおらわないと生きていけない場面はありません。
各個人・家庭が他人を関わらなくて済む分、新たに増えた項目があります。
・自己責任で何処まで実施するか? 例 冠婚葬祭など
・何処まで(誰と)関わっていくか? 親族、地域住民、友人、知人など
希薄になって『楽になった』『時間が増えた』の裏側にある部分も理解した上で何事も選択していきたいものですね。