一覧に戻る

現代人は遊牧民化する?

こんにちは。株式会社L’s(エルス)の河合淳司です。皆様、如何お過ごしでしょうか。

先日、TVでキャンピングカーの会社のドキュメンタリを観ました。偶然にも該当のお店が近くにあったので見学に行ってきました。 

キャンピングカーは道路で見かける程度だったので実際に見学できる事にとても心躍ります。

私の知っていたキャンピングカーは 移動して寝泊まりするくらいしか知りませんでした。トイレ、キッチン、冷蔵庫まで完備され部屋と変わりないくらいのクオリティです。驚いたのは外気温の影響を受けないよう宇宙ロケットに使用されている断熱材を取り寄せてまで使用しているこだわり様。

ペット(犬)と一緒にお出かけする部屋だったり、移動オフィス仕様など夢のようなコンセプトが沢山詰まっていました。

環境を逆手に

 

小学校2年生の頃、国語で「スーホーの白い馬」という話を授業で習いました。舞台はモンゴル、遊牧民の話です。当時の私には遊牧民は稀有な存在に映りました。住む家が定まっていない、転々と住む場所を変えて年中、引越しを繰り返す。

彼等のような生活スタイルが羨ましく縁遠い存在でした。

 

よくよく調べてみたら世界中には東南アジアの海域には『海の民』と呼ばれるバジャウ族、エチオピアのダギナ砂漠を往来する『塩の民』アファール族など、その地域に根付いた民族が多様な生活を送っています。海の民は生まれてから死ぬまでほとんどを船の上で生活して魚を獲り各港の漁師に売り歩いて生計を立てています。塩の民は灼熱の大地で採掘される岩塩を古来より切り出しキャラバン(ラクダの商隊列)にて輸送する民族です。同様にモンゴルの遊牧民を例えるなら『草原の民』と言えるのでしょうか。古来より伝統を重んじて独自のライフスタイルがあるそうです。

ただ近年では海の民、塩の民、草原の民も定職に就いて定住した方が収入が安定するので年々、独自のライフスタイルを営む人口は激減し近いうちに姿を消してしまうと言われています。

少し考えてみれば納得できるのですが物流の発達で長距離輸送が可能になり地球の裏側から新鮮な魚が毎日届き、砂漠のど真ん中に舗装道路が敷かれて大型トラックが走る。モンゴルの草原では都市に定住して子供の教育を優先した結果、全く草原での生活を知らない世代が大半だそうです。

時代の流れは止められないので50年、100年もすれば世界各地の民は遠い昔話になってしまうのでしょうか。

 

その代わりに新たなライフスタイルの人々が出てきました。

『デジタル遊牧民』という生き方が浮上してきました。

世界中に蔓延しているコロナウイルスの影響をライフスタイルを変え環境変化を逆手にとった好例です。

デジタルツールの進化で仕事の幅が広がり必ずしも職場に出勤しなくても良くなりました。

自宅、カフェ、旅行先からパソコンを繋いで仕事が可能で職場に出社する縛りが無くなり生活する場所も選ぶことができます。

ひたすらサーフィン、釣り、農業などの趣味に没頭しても良いし実家に戻って親御さんの介護を携わりながらゆっくりとすることが実現しました。

 

これからもどんどんと世の中が変化していきます。変化に戸惑うのも楽しみと捉えるのも私達の見方次第なのでワクワクしながら楽しみたいものですね。