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絶やさないこと

こんにちは。株式会社L’s (エルス)の河合淳司です。

皆様、如何お過ごしでしょうか。

少しばかり日が過ぎましましたが今年の節分は閏年(うるうどし)の関係で1897年以来、124年ぶりに2月2日でした。

1897年といえば元号で明治30年。ネットでその年に起こった出来事を検索してみるとエジソンがキネトスコープ(映画)の特許を取得した年だそうです。

正直なところ私は明治30年に起こった出来事は全く関心がありませんでしたし、その当時の人たちも124年後の関心ってほとんどの人は薄かったと思います。当時の人と現代の私達が居合わせたら普段から見慣れている景色、テクノロジー、価値観が違いすぎてをどんな会話をするのでしょうか。(笑)

初めは安易な気持ちから

 

毎年、節分は岐阜県大垣市(宝光院)の『はだか祭り』に参加させていただいてます。 キッカケは私が厄年の時に知り合いから「はだか祭りの心男をやらないか?」とお誘いからです。

調べてみると愛知県国府宮で行われる『はだか祭り』は神男で岐阜県大垣市(宝光院)で行われる『はだか祭り』は心男です。神社は神男、お寺は心男と呼ぶそうです。 心男は1年間、世の中の人の厄を全て引き受ける役です。その代わり不動明王が宿って護っていただけると言われてます。

一日だけ著名人

 

初参加の当日、私は心男として何をやるにも写真を撮られたり、行くところ行くところ色々な人に握手や触られたりと嫌な気分ではありませんでしたが戸惑う事ばかりでした。テレビなどで観る著名人はこんな気持ちなのかなぁと思いました。

 

私は御堂にて清酒で全身を清められ、参加者に渡す赤の布を割いて腰につけます。 その他の参加者(はだか男)は川に入り身体を清め外で心男の登場を待ちます。

清め終わった心男が騎馬にまたがって御堂を出てはだか男の群れの中にダイビングし、その後、はだか男に担がれながら赤布をもぎ取られ敷地内を練り歩きます。

御堂から騎馬に担がれて外に出た瞬間はみんながこちらを注目していて見下ろした景色は何とも言えない高揚感で私にとって貴重な経験となりました。

 

無事、心男を終えた後も毎年「その年の心男を御堂内にて清める役」として関わらせていただいてます。

初めは何もかもが周りの方に支えられて参加していたのが支える側になって色々とみえてくる事が多いなぁと気づきました。 今年はコロナ禍で実施ができるのか危ぶまれましたが 例年より大幅に縮小して はだか祭りは実施されました。行事の最中、御堂内でふと壁に目をやると歴代の心男の札が目に入りました。

 

当たり前ですが支えてくれる人、段取りをしていただける方がいないと行事はできません。それを途切れる事なく続けてきたから続いているんだなぁ。見落としがちだけど凄いとこだなぁと思いました。

 

各々の家庭や会社で外せない価値観や理念など守りたいもの・残していきたいものが存在します。 日常では当たり前にある事・身近に感じている事など普段は意識していませんが ひょっとして誰かが今も人知れず支えてくれたり、もう居ない誰かが何らかの仕組みを作ってくれていたお陰で深く考えずに毎日を暮らせているかもしれません。

 

もうちょっとだけ注意深く様々な事に興味を持ち気付けるようになりたいなぁと思えた事例でした。