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2022年12月15日 ♯0085 テンションの下がる『振り返り』をやめよう

こんにちは。岐阜市内で保険代理店を営んでいる株式会社L’s(エルス)の河合淳司です。皆様、如何お過ごしでしょうか。

 

2022年も早いものであと半月を残すところまできました。つい先日までコートなしで外出できたのが1枚羽織らないと体調を崩しそうですね。

年度当初に「今年こそは!」と目標を掲げた年明けから11ヶ月半が経過したこのタイミングで1年の振り返りを行う方も多いと思います。

『振り返り』について考えてみました。

せっかく振り返るなら過去を利用しよう

大半の方は年の節目(年末)にその年の事を振り返って色々なことを思い返します。

「半年前は大変だったなぁ」

「何にもやっていないうちに1年が過ぎてしまった」

「今から思うと対して必要もなかった買い物をしてしまった」

など後悔を思い返す人も一定数いらっしゃいます。

 

私達は毎日、様々なお客様と接する機会が多いので、こちらが教えていただくこともよくあります。この時期になると印象に残っていたワンシーンを思い出します。

(背景として年度当初に大きな事故に見舞われて暫くの間、仕事も制限しながら元の生活に戻そうと頑張っている方と年度末にお会いした時の会話です)

 

「今年は予想外の事が起きてしまってガラッと変わってしまいました。何故、私なのかと腹も立ったし、何度も戻りたいと思ってました。年度当初の計画に立てた目標なんて、ほぼ遠いもので今では全く考えられないです。」

「けど、ふと思ったんですよ。事故が起こってしまったのは後悔しても起きた事実は変わらないんだったら、その事実を利用してやろうと思いました。今までは新しい年を迎えたときに あれをしよう、これもやりたい、と意気込んで年末になると、あれもできなかった、これもできなかったと『できなかった事』ばかりに目が向いていたけど、考え方を変えたら面白くなってきましたよ。年始に目標を掲げて年末に振り替える(100点中、何点取れたか採点する)のではなく、このコンディションの中、30点採れたなら上出来だ、来年は35点を採りに行こう!って。35点で喜べる人生観。私はこの価値観に気が付けたことが幸せだなって思ってます。過去を積極的に利用することにしました。笑」

 

その方の晴れ晴れした眼差し、迷いのない考え方に触れてとても勇気をいただいたワンシーンでした。

 

ここまで壮絶な経験でなくてもこの事例は私達に『大きな気づき』のヒントが隠されています。

 

事故・病気などではなく、ダラダラと過ごしてしまった後悔、何となく散財してしまった後悔。思い出すと情けなくなったりもしますが、これも『動かぬ事実(過去)』です。

眼を背けたい、考えたくない気もおきますが、先の方の考え方を応用すると

『ダラダラした、散財した時点』から比べて一歩でも改善した、前よりも散財する額が少なくなった、であれば100点でなくても35点取れているなら前進していると言えます。

 

100点からみたら35点しか取れなかった → 35点も取れたなら次は40点、50点と上がっていく楽しみが残っているのではないでしょうか。

直にむかえる2023年。

まずは2022年の振り返りとして自分の歩んだ過去を大いに利用しましょう。

皆様にとって今年は何点をつけられますか?

100点から減点して採点するのではなく、積上げで捉えてみるとノビシロがあって楽しくなります。

 

このブログが少しでも生活のヒントになれば幸いです。