一覧に戻る

2022年8月17日 #0074 担当者オプションは機能していますか?

こんにちは。岐阜市で保険代理店を営んでいる株式会社L’s(エルス)の河合淳司です。皆様、如何お過ごしでしょうか。東北や北海道、北陸では大雨による被害が出ています。一日も早く日常に戻れることを祈念しております。

困った時、直ぐに思い浮かぶ人・連絡できる人

日本は自然災害が多い国なので万一の場合に備えて持ち家に対して火災保険に加入されている方は多くいます。何もない日常では全く機能しない無駄な支出と揶揄されますが有事の際には心強い制度に変わります。

契約の手続きを行う時に重要説明事項の説明を聞いて約款(※1)を渡されます。その際のお客様の反応は様々です。

・事細かに質問をされる方、

・黙って担当者の説明を聞いている人、

中には(あくまで担当者の認識ですが)

・全く聞いていないような方、

・「説明を飛ばして欲しい」と口に出して遮ろうとされる方

どの態度で契約に臨まれたかはそれぞれの事情(急いでいる、など)があるので一概には言えませんが

本来の目的は『有事の時に機能すること』です。

 

重要説明事項を軽く捉えられている、省略したい方は『担当者オプション』を多大に期待しているのではないかと思います。

(補足していきますが正しい流れは契約前に約款、重要事項説明書などの書類に目を通して、しっかりと納得いくまで質問を繰り返す。全て理解してから手続きを進めるものです)

 

担当者オプションとは『何かあったら担当者の○○さんに繋がればいい』

 

保険代理店から保険を準備された場合、ネット保険とは異なり大概は担当者がついて気軽に相談に乗ることができます。

弊社は保険代理店ですので担当者オプションが付加されています。

 

①担当者オプション:担当者に直接、コンタクトを取る方法。メリットは顔馴染みで些細な事を聞くのにハードルが低い。デメリットは担当者も皆様と同様に生活がありますので24時間365日、いつでも繋がるとは限りません。大概はお客様の着信履歴があれば何らかのレスポンスがあるか留守電、ガイダンスが流れてカスタマーセンターに誘導されます。

また、

②カスタマーセンター・インターネットより:緊急の場合、(ネットに抵抗がない場合)ならにても対応させていただきます。(こちらは年中無休での対応です)

 

必ずしも担当者オプションを利用しないといけない訳ではなく、時と場合に応じてお客様が選択できるハイブリット型である代理店からの契約形態が好まれています。

 

逆に担当者を介するのが煩わしい方は担当者のいないネットからの契約形態がオススメです。

自分の特性を見極める

お客様の体験談でよく聞くパターンとして

保険料を削れるだけカットしようと行きついた答えはネット保険に行きついた。結果として保険料は大幅に抑えられたが担当者が不在になったのでちょっとした内容確認、支払い対象の確認が面倒になり、有事の際の給付金請求を失念されるケースが後を絶ちません。必ずしも、契約者が全く連絡していないのではなく、数回はカスタマーセンターに電話をしています。しかし、保留音が延々と流れて繋がらないので途中で切って受付自体がされません。また、メールでのお問い合わせをしても中には返信が遅くて受付を受理されたか不明な場合もあります。

万が一のお守りが繋がらないイライラで権利を行使する(保険金を受け取る)ことなく失念する、何とも勿体ない話です。

 

もし、現在加入中の保険形態が『担当者オプションつき』なら権利を無駄にせず、どんどんと些細な事を聞いてみては如何でしょうか。

担当者オプションは『平常時でも気軽に聞けるオプション』なので使わないのはもったいないです。担当者オプションを充実させるコツは有事の際だけでなく、日頃から何でも聞ける間柄にしておくこと。

『昔から親の知り合い(腐れ縁など)で継続しているけど、気軽に連絡するほどの人間関係はないなぁ』だったら担当者つきの保険形態は機能していません。それならネット保険に切り替えた方がよさそうです。

しかし、『付き合いはほとんどないけど担当者もいて欲しい』だったら久々に電話をしてみましょう!意外と話しやすいかもしれません。

それでもなんとなく距離を感じてしまうなら思い切って保険代理店を変えることで本来の保険料の意味を成すと言えます。

 

このタイミングで貴方様にとってご自身の契約形態がマッチしているか今一度点検してみては如何でしょうか。

 

このブログを通して少しでも生活のヒントになれば幸いです。

 

(※1)約款:事業者が不特定多数の者と同じ契約をする際に用いる定型的な契約条項。契約締結とは異なり、原則として契約内容の交渉はできず、約款の提示を受ける側は、あらかじめ用意された約款に同意するかどうを選ぶしことしかありません。(Googleより)

最近では紙ベースの約款以外にwebでの確認するタイプのペーパレス約款が増えてきている