2022年8月13日 #0071 BON
2022年08月13日
おはようございます。岐阜市で保険代理店を営んでいる株式会社L’s(えるす)の河合淳司です。皆様、如何お過ごしでしょうか。今日から盆に入りました。今年はちょうど台風が通過するので天候には恵まれないので足元は悪いことが残念です。
ワクワクした盆踊り
お盆と言えば色々思い出が詰まっています。子供の頃、私の生まれ育った地域でも盆踊りが催されて楽しいイベントの一つでした。盆は夜、外で遊んでいても親からは怒られないので、この時とばかり、友達と盆踊り会場の周辺で肝試しをしたり、いっぱい遊びました。
親からは「地獄の窯のフタが開くんだよ。だから先祖の霊が返ってこれる。みんなが、お墓参りしたり、仏壇を綺麗にしたりしてお迎えするのは先祖の霊が家に帰ってくるからなんだよ。盆踊りはあの世から来た、ご先祖様を楽しく踊って送り出すお祭りだよ。けどね、一つ、気をつけないといけないのは、この期間、地獄の窯が開きっぱなしになっているからご先祖様以外の知らない霊もいっぱいいるから、あまり遅くまで遊んでいたり、知らない人についていったりしちゃダメだよ。」
今から思えば、浮足立つ私に盆の説明とセットで防犯意識を説かれていたのだと理解できます。
小さい頃は親の話を真に受けて「お盆の夜に出歩くとお化けがいて連れていかれるよ。だから親から離れていたら危険だよ」と聞かされて怯えていましたが、大きくなってくると
「お盆は地獄の窯が開いててお化けがウロウロしているんだよね?だったら、こイミングで肝試ししたら、わざわざ人間が脅かす役は要らないから、やろう」と肝試しをやっていました。もちろん、驚かせ役(お化け役)を配置していましたが(笑)
13日には、先祖の霊があの世から現世に帰ってきて、15日を過ぎたら帰っていく。盆の入りにはお迎え用として(早く会いたいから)馬人形を作り、送りには(名残惜しいからゆっくり帰ってほしいから)牛の人形を作る風習が残っています。
亡くなった故人をお客様のように扱う、この気持ちが脈々と受け継がれていることに優しさを感じます。
霊が本当に帰ってくるかの真意はさておき、盆は故人を偲ぶ期間として設定されているので私も自分が出来ることでご先祖様をお迎えしてみます。
あの世のご先祖様にとってのご馳走は『匂い』らしく、こんな時は普段遣いでないお香(沈香)や白檀を焚いて敬意を示そうかと。
これも親からの受け売りですが(笑)
このブログを通して少しでも生活のヒントになれば幸いです。