一覧に戻る

2021年7月7日 #0026 伴走者に必要なこと

おはようございます。岐阜市で保険代理店を営んでいる株式会社L’s(エルス)の河合淳司です。皆様、如何お過ごしでしょうか。

先日、嬉しいことがありました。友人のSNSを見たら柔道の教え子が大会で賞を取り各関係者に報告と御礼をしていました。彼が真摯に子供たちと向き合っている事を知っているので喜びがヒシヒシと伝わってきました。

物事の本質はどこか

先の友人が重視していることは人間形成です。『試合に勝つことは表面的なことで本来の目的は柔道を通して何を学ぶか』伝えるために様々なアプローチをしています。

彼がよく話している言葉があります。

「誰にも負けないくらい強くなったらみんながオリンピック選手になって金メダルを獲れる。けどその人は世界で一人だからそれ以外の人はみんな何処かで負けを経験する。世界中のほぼ全員が負けるんだから負ける事は恥ずかしい事ではない。怖がらずにドンドンと相手に向かっていこう」

諺で『画竜点睛を欠く』があります。竜の絵を描いたのに一番大切な目を入れ忘れているという意味です。

 

人は誰でも物事に対して近道を好むもので遠回りは敬遠しがちです。すぐに結果がでる事を優先しているうちに本来の目的、本来の本質を置き忘れてしまうことが多々あります。

柔道の指導で言えば試合で勝つこと、強くなることを最優先にしてしまうと「要は相手より勝てればいい、『強い人』であれば『弱い人』よりも優遇される」と偏った人格を作ってしがちです。子供たちが成長する過程で本来の目的(人間形成)を忘れさせない、働きかけがそれです。近道を選ばない、根気よく向き合う。彼の姿勢はいつも私の襟を正してもらってます。感謝です。

 

弊社はファイナンシャルプランナー(伴走者)として お客様(メインランナー)の人生に寄り添う仕事です。近道を優先しすぎる世の中において お客様の人生設計で本質が抜け落ちることがないようにサポートしていきます。