2025年12月25日 #0105 サービス提供者とサービス受益者の意識や労力の適正距離
2025年12月24日
こんばんは。岐阜県岐阜市でお金に関する相談業務(生命保険の見直し等)を行っている株式会社L’s(エルス)の河合淳司です。皆様、如何お過ごしでしょうか。
たまたま、官庁に用事があって出向いたのですが、雰囲気もどことなく忙しく、明日で仕事納めの様相を帯びていました。担当者してくれた方と少し談笑をしたのですが年末年始の予定があって楽しみにされていました。
『年末年始は休まず営業』は古いのか?
以前はコンビニエンスストア、大手ファミリーレストランは24時間365日、休まず営業してるのが当たり前でしたがコロナ禍を過ぎてから深夜営業する店舗が一気に減りました。
人の確保が難しい・深夜帯の売り上げを考慮すると効率が悪いなど、当たり前の感覚は時代とともに移っていきます。
年末年始も然りで以前なら百貨店やスーパーは元旦も休まず営業していましたが今では2日から営業であったり、私が住んでいる地方銀行でもお昼休み(11:30~12:30)の導入など顧客のサービスよりも働く社員の労働環境を考慮する会社もあります。
日本では『お客様第一主義』『お客様は神様』が通っていて顧客の無理難題もサービス提供者は全力で応えるのが当たり前、の風潮がありました。
今では行き過ぎた応対を見直す会社が増え、社員は働きやすい環境になってきたのだと思います。
従来のサービスに慣れ親しんでいる人からするとサービスが悪くなるので残念には思いますがサービス提供者の立場を考えると当然ではありますよね。
サービスは片方の快適がベストだとは限らない
官庁への訪問の一件で改めて考えさせられたこと、サービスは提供者も受益者も双方が納得したところに落ち着いていきます。
需要と供給のバランスが崩れたとしても、本来あるべきカタチに収まる。
サービスをしてもらう側はより良いサービスを提供してもらえば嬉しいけど、サービス提供者を泣かせてまで(※1)自分の取り分(※2)を最大にする行為は健全な付き合いではないので続きませんよね。
以前、私の中で衝撃的なシーンに出くわしたことがあります。
ハワイに行った際、次の日のツワーオプッションを頼もうと営業終了時間10分前にホテル内の特設デスクに滑り込みで入りました。私としては間に合ったと思って担当者に予約の依頼をしたら返事をして直ぐにパソコンの置いてある作業場所に腰掛け、作業を始めました。しかし、様子が何だかおかしい。パソコンのキーボードは触っているものの全然、進んでいるように思えません。どうなっているのだろうと待っていると営業時間終了時刻になった途端、直ぐに担当者が「営業終了しましたので明日きてください」といってパソコンの電源を落として私がいるのもそっちのけで帰っていきました。そう、始めから10分前の来店客に対応する気はなく、働き手である自分を優先されました。笑
これは極端な事例ですが双方が納得がいくやり取りは必要ですね。
今年の仕事も残りわずかになりました、皆様、もう少し頑張って気持ちよく年末年始を迎えたいものです。
(※1)過度な振り回し、冷やかし、長時間拘束など
(※2)ここではサービスを受け取る量

