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2022年9月2日 #0079 本来の機能

こんにちは。岐阜市で保険代理店を営んでいる株式会社L’s(えるす)の河合淳司です。皆様、如何お過ごしでしょうか。来週から本格的に到来する台風11号の動きが気になるところです。こんなにも進路方向が変更する台風は初めて見ました。子供の頃、アニメでみた内容(台風の進路方向がグネグネを蛇行してみんなが振り回されるとういもの)を思い出しました。複雑な環境が絡み合って実際にこんな日がくる時代があるんですね。

(どの番組かは思い出せません 笑)

それ、コンプライアンス違反でしょ?

今月末、火災保険の値上がりが決定しているので駆け込みでの見直しの相談が増えているのですが、お客様との会話でビックリする話をよく聞きます。

一例として

通りがかりの建築業者さんが突然、訪問されて

「近くでリフォーム工事をしています。挨拶ついでに伺いました。お宅の屋根、古くなっているから火災保険を使って屋根を新しくしませんか?先ずは詳しく見たいので屋根に登らせてください」

 

これっておかしな話です。

そもそも、火災保険は①災害にあったときに災害前の状態に戻す②(現状回復)ための給付金。保険の仕組みは災害など不測の事態が起こった時に金銭として損失した分を補填するものです。

 

①は災害にあった時なので経年劣化、故意にした事柄は含まれません

②は災害前の状態なのでグレードアップではありません

 

この話が進んでしまうと(保険会社の連絡が事後報告でリフォーム工事を行ってしまうと)保険金が支払われないケースがほとんどです。

そもそも、建築業者が保険金を支払う訳ではないので支払い側の保険会社に事前に打診するのは当たり前です。

当然、リフォーム工事完了後、建築業者がお客様と保険会社との間に入ってくれません。

 

気をつけてください。